優しいだなんて
勘違い。


夜のメリーゴーランドは
心の葬式
朝が来るまで
回り続けている


星が瞬いている
たまに流れる彗星は
それを祝福している


一人が怖いだけだった
嫌われることが
何よりも恐ろしくて


きっと死んだ後だって
自分が大嫌いで






それは違うよって
一度でも言えたなら


本当は忌々しくて仕方がない
優しいメリーゴーランドを
壊すことができたのに